

Kさん
飲食店に適した決済端末を教えて欲しい!
選ぶ際に重視すべきポイントも解説していただけると助かります。
今回はこのご依頼にお答えしていきます!
✅記事の信頼性

今回は飲食店経営者に向けて、おすすめの決済端末を3社紹介していきます。
導入に向けて重視するべきポイントなども解説していきますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
- 飲食店でよく使われている満足度の高い決済端末
- 決済端末選びで重視するべきポイント
- 決済端末を導入するべき理由
今回紹介する【決済端末早見表】
スクエア
![]() | AirPAY
![]() | ||
|---|---|---|---|
| 端末 | ![]() | ![]() | ![]() |
| 決済手数料 | ※キャンペーン条件によって適用されない可能性あり 詳細は公式サイトから | 電子マネー:3.25% QRコード:3.25% ※キャンペーン条件によって適用されない可能性あり ↓詳細は公式サイトから↓ Square公式サイト | 電子マネー:3.24% QRコード:3.24% ※キャンペーン条件によって 適用されない可能性あり ↓詳細は公式サイトから↓ AirPAY公式サイト |
| 端末費用 | ⚪︎初期費用無料 ⚫︎月額費用無料 | ⚪︎端末費用:39,980円 ⚫︎月額費用無料 | ⚪︎初期費用無料 ⚫︎月額費用無料 |
| 入金サイクル | ・月6回or月2回 (任意で選択) | ・翌日入金(三井住友銀行、みずほ銀行) ・上記以外は毎週金曜日 | ・月6回 ・上記以外は月3回 |
はじめに|キャッシュレス決済を導入するメリット・デメリット
現在キャッシュレスサービスを導入されていない経営者の皆さまはキャッシュレス決済(=決済端末)導入について、ネガティブなイメージを持っている方が多いかもしれません。
・手数料が無駄に取られる
・入金サイクルが月1回程度で手元に現金が入るまで時間が掛かる
・端末を使いこなす自信がない など
5年ほど前までは飲食店の平均手数料は5%台、入金も月に1,2回程度で資金繰りに困り、
決済端末も大きく場所を取るし、いまいち使い方もよくわからないなど店舗経営のお役立ちツールとは言い難いものでした。
ただ2019年を境に国策としてキャッシュレス推進を行い、今では決済手数料は1%台、入金サイクルも翌日振込に対応している会社もあります。
このような時代の流れで都市部の飲食店の導入率は100%に近く、郊外でも導入されている店舗も珍しくありません。導入店舗が増えるにつれ、お客さまのキャッシュレス利用率も上がっています。
決済端末を導入していないお店は失客や新規顧客の機会損失のリスクが高まります。
またキャッシュレスを利用するお客さまの単価は現金払いのお客さまと比較して高くなる傾向にあり、
見えない売上損失をしていることも挙げられます。
つまり飲食店を経営する上でキャッシュレス決済の導入は今では欠かせないものとなっています。
ただカフェやランチ営業といった低単価の飲食店はクレジットカード決済を無理に導入する必要はありません。
まずは導入ハードルが低く、幅広くお客さまが利用しているPayPayだけを導入してみることをおすすめします!お客さまも喜んでくれるでしょう!

飲食店が重視するべき決済端末のポイント
決済端末各社が他社と差別化するために強みとして打ち出しているポイントが以下となっています。
- 手数料の安さ
- 端末の機能性
- サポート体制
- 入金サイクル
- POSレジや予約システムとの連動
この中でも飲食店経営者は『手数料の安さ』『入金サイクル』を重視される傾向にあり、また『端末の機能性(持ち運びできるか否か)』も重視する方も中にはいます。
手数料が低い、入金回数が多い、端末の機能性(持ち運びが可能)などを総合的に考え、おすすめ順に紹介していきます!
1.Square(スクエア)
Square
|ひと目でわかる解説表
提供:ブロック株式会社
| 導入費用 ➡︎ 0円〜 |
| 決済手数料 ➡︎ 2.5%〜3.25% |
| 月額利用料 ➡︎ 無料 |
| 入金サイクル ➡︎ 三井住友銀行・みずほ銀行は翌日入金 その他は毎週金曜日入金 |
| 入金手数料 ➡︎ 無料 |
| 解約金 ➡︎ 無料 |
| サポート体制 ➡︎ 10時〜18時サポートデスク稼働 |
| 導入期間 ➡︎ 申込から最短即日 |
対応する決済ブランドと手数料
クレジットカード決済
![]() 2.5%※① 3.25%※② |
![]() 2.5%※① 3.25%※② |
電子マネー決済
![]() ![]() 3.25% |
QRコード決済
![]() 3.25% |
※①. 決済端末を初めて導入する中小事業者向けプラン
※②. ①の条件に該当しないスタンダードプラン
Squareが飲食店におすすめの理由
- 入金サイクルが最短翌日
- 端末が4種類ありお店のスタイルに合わせて選択できる
以上の2点です。
一つずつ解説していきます!
入金サイクルが最短翌日
スクエア
は翌日入金が最大の強みです。
三井住友銀行orみずほ銀行に振込先を指定している場合に限られますが、口座開設のハードルが高くない金融機関だと思いますので、入金サイクルを最重視される方は『スクエア』をおすすめします。
翌日入金のサイクルのサービスは『スクエア』と『楽天PAY』が提供しています。
ただ『楽天PAY』の場合は対応している金融機関が楽天銀行のみということもあり、幅が狭くなってしまう部分で『スクエア』に軍配が上がると考えています。
また振込手数料が無料である点も優れています。
三井住友銀行と提携しているからということもあると思いますが、仕組みが気になるくらい太っ腹だと感じます。
端末が5種類あり、お店のスタイルに合わせて選択可能
| 決済端末 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 決済端末名 | スマホでタッチ決済 | Squareリーダー | Squareターミナル | Squareレジスター | Squareハンディ |
| 端末料金 | 無料 | ¥4,980 | ¥39,980 | ¥84,980 | ¥44,980 |
| 特徴 | 手持ちのスマホで手軽に導入できる | リーズナブルに幅広く対応 | タッチパネル、カードリーダー、プリンター機能がこの一台に内蔵 | POSレジと決済端末の機能を一体化 | 支払い、注文入力、在庫管理を一台で完結 |
| 決済可能ブランド | ・クレジットカード(タッチのみ) ・QRコード決済 | ・クレジットカード ・電子マネー | ・クレジットカード ・電子マネー ・QRコード決済 | ・クレジットカード ・電子マネー ・QRコード決済 | ・クレジットカード ・電子マネー ・QRコード決済 |
| 決済手数料 | 2.5%〜3.25% | 2.5%〜3.25% | 2.5%〜3.25% | 2.5%〜3.25% | 2.5%〜3.25% |
| 保証期間 | – | ・注文から1年間 ・注文から30日以内なら使用後で無料返品可 | ・注文から1年間 ・注文から30日以内なら使用後で無料返品可 | ・注文から2年間 ・注文から30日以内なら使用後で無料返品可 | ・注文から1年間 ・注文から30日以内なら使用後で無料返品可 |
| 必要機器 | ・iPhone ・Android | ・iPhone ・iPad ・Android | 不要 | 不要 | 不要 |
| 持ち運び可否 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 可 |
| 通信環境 | ・スマホのSIM通信 ・Wi-Fi | ・スマホのSIM通信 ・Wi-Fi | ・Wi-Fi | ・Wi-Fi | ・Wi-Fi |
| 導入までの日数 | 申込みから最短15分 | 申込み当日〜3営業日 | 申込み当日〜3営業日 | 申込み当日〜3営業日 | 申込み当日〜3営業日 |
2.ダイニーキャッシュレス
ダイニーキャッシュレス
|ひと目でわかる解説表
提供:株式会社ダイニー

| 導入費用 ➡︎ 無料 |
| 決済手数料 ➡︎ 1.888%〜2.48% |
| 月額利用料 ➡︎ 無料 |
| 入金サイクル ➡︎ 月2回or月6回 ※ 任意で選択可 |
| 入金手数料 ➡︎ 無料 |
| 解約金 ➡︎ 端末返却で解約金無料 |
| サポート体制 ➡︎ 10時〜25時までサポートデスク稼働 |
| 導入期間 ➡︎ 申込から2週間〜 |
対応する決済ブランドと手数料
クレジットカード決済
![]() ※①1.888% ※②2.48% |
![]() ※①2.38% ※②3.1% |
電子マネー決済
| 未対応 対応時期未定 |
QRコード決済
| 未対応 対応時期未定 |
※①. 決済端末を初めて導入する個店プラン
※②. ①の条件に該当しない標準プラン
ダイニーキャッシュレスが飲食店におすすめの理由
ダイニーは飲食店向けにPOSレジを提供している会社で『ダイニーキャッシュレス』は後発のサービスです。
『ダイニーキャッシュレス』も飲食店限定のサービスで飲食店向けに特化して作られています。
おすすめする理由は下記の3点です!
- 手数料が業界最安
- 初期費用、月額費用無料
- 持ち運びができる
一つずつ解説していきます!
手数料が業界最安
クレジットカード決済
![]() ※①1.888% ※②2.48% |
![]() ※①2.38% ※②3.1% |
電子マネー決済
| 未対応 導入時期未定 |
QRコード決済
| 未対応 導入時期未定 |
※①. 決済端末を初めて導入する個店プラン
※②. ①の条件に該当しない標準プラン
クレジットカードの決済手数料は価格破壊を起こしているといっても過言ではないほど低くなっています。
個店向けプランが適用されれば、①の手数料が適用されます。
ダイニー株式会社が公開している個店向けプランの条件
◼️中小企業の定義に該当する。
「資本金の額か出資の総額が5千万円以下」または「常時使用する従業員の数が50人以下」
※個人事業主の方はすべて中小企業に該当します。
◼️上場企業、大企業の持分法適用会社、連結子会社、またはフランチャイズ提携先ではない。
◼️各カードブランドの直近1年の決済額が下記以内である。
・Visa の決済額見込みが2000万円以下
・Mastercard® の決済額見込みが1000万円以下
・JCB / Diners の決済額見込みが1000万円以下
※1店舗あたりではなく、法人または個人事業主として保有する店舗すべての決済額の合計。
◼️法人または個人事業主が保有する他の店舗・サービスにおいて、ダイニーが提供する信用販売(クレジットカード決
済)以外の手段を利用していない。
※法人または個人事業主として EC サイトなど異なるサービスを運営されており、そのサービスにて信用販売が行われ
る場合も含みます。
上記個店プランの条件に該当しない場合でも標準プランも他社と比較して手数料はかなり低く導入できるので、おすすめします。
『ダイニーキャッシュレス』は2024年の9月から始まったばかりのサービスということもあり、クレジットカードブランドの「AMEX」、電子マネーやQRコード決済が非対応な点が他社に劣ってしまう部分です。
ただ、この点を加味しても手数料がかなり低いので、おすすめすることは変わりありません。
初期費用・月額費用無料
導入にかかる費用、月額費用が無料である点も強みです。
発生するコストは決済手数料のみになるので、コストをかなり抑えることができます。
→2025年8月あたりからPOSレジとの同時申込に限りにとHP上で記載
これだけお得に導入できるのは何か裏があると考えるのが普通ではありますが、
POSレジの押し売りをされたや月額費用を請求されたという例はなさそうです。
ただこのようなサービスにありがちな利用者が増えてから課金制や手数料の引き上げなど改悪が発生する可能性は十分あります。
そのような事が実際に起こった時は『ダイニーキャッシュレス』は、解約金は無料なので再度他社と比較して乗り換えを検討してみるのも手段の一つです。
※2025/9/1追記
ダイニーキャッシュレスは現在、POSレジとの同時申込以外は新規申込は中止しているみたいです。
持ち運びができる
『ダイニーキャッシュレス』が提供している決済端末はWi-Fiで通信し、充電式となっているのでWi-Fiが届く範囲であれば持ち運びが可能となります。
席や個室での会計を対応しているお店は重宝する機能です。
またお客さまからカードを預かりレジまでカードを通しに行くといったセキュリティ上あまり良くない運営をされているお店もあると思いますが、そういったお店にもお客さまの不安を取り除く事ができる点で満足度向上も図る事ができるでしょう。
飲食店に特化したサービスなので、利便性や機能面においては間違いないと感じています。
3.AirPAY(エアペイ)
AirPAY
|ひと目でわかる解説表
提供:株式会社リクルート
| 導入費用 ➡︎ 無料 |
| 決済手数料 ➡︎ 2.48%〜3.24% |
| 月額利用料 ➡︎ 無料 |
| 入金サイクル ➡︎ 三菱UFJ、みずほ、三井住友は月6回 他月3回 |
| 入金手数料 ➡︎ 無料 |
| 解約金 ➡︎ 無料 |
| サポート体制 ➡︎ ヘルプデスク有り |
| 導入期間 ➡︎ 申込から10日間〜 |
対応する決済ブランドと手数料
クレジットカード決済
![]() ※①2.48% ※②3.24% |
![]() ※①2.48% ※②3.24% |
電子マネー決済
![]() ![]() 3.24% |
QRコード決済
![]() 3.24% |
※①.決済端末を初めて導入する中小事業者向けプラン
※②.①の条件に該当しない標準プラン
AirPAYが飲食店におすすめの理由
・初期費用、固定費が無料
・Airレジとの連携ができる
以上の3点を特におすすめしています。
またHOT PEPPER(ホットペッパー)の運営元なので、飲食店へお得に導入できる場合があります。
ぜひ問い合わせてみてください。
では一つずつ解説していきます!
初期費用、固定費が無料
『AirPAY
』は初期導入費用と月額費用が無料である点が特徴です。
また振込手数料も無料なので、他社と比較してコストを抑えることができ、お手軽に導入することができます。
手数料も他社より安く導入することができるので、初めての導入を考えている方には特におすすめしています。
レシートプリンターが必要な際は、自前で用意する必要があるので注意してください。
Airレジとの連動性
『AirPAY
』に申込みをすると、Airレジを無料で導入することができます。
AirレジはiPhoneとiPadにアプリをインストールして利用できるPOSレジで、
・売上管理、分析
・注文入力、商品登録
・レジ締め
・在庫管理
このような機能を利用することができます。
『AirPAY
』でのキャッシュレス決済が完了すると同時にAirレジへデータが飛ばされ、自動的に売上を集計してくれます。
レジとキャッシュレス決済の二度打ちを省略でき、打ち間違いのリスクを回避することができます。
POSレジの導入を考えているけど、他社は高額で無料で導入したいと考えている飲食店経営者へ強くおすすめします!



















