
これまでキャッシュレス決済を導入するには、専用の決済端末を購入またはレンタルするのが一般的でした。
しかし近年では、専用機器が不要で、手持ちのスマートフォンがそのまま決済端末になる新しいサービスが登場し、注目を集めています。
特に、初期費用を抑えて導入したい小規模店舗や個人事業主にとって、この仕組みは大きな味方になってくれます。
今やアプリをインストールするだけで、クレジットカードのタッチ決済やQRコード決済の受付が可能になる時代です。
本記事では、スマホ決済端末の仕組みから、申込方法、サービス提供会社の比較まで、わかりやすく解説します。
この記事をきっかけに皆様の店舗運営が良くなることを願っています。
\本日紹介する決済端末 早見表/
決済端末 比較表 | Square(スクエア) | stera tap | AirPAY(エアペイ) |
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初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
解約金 | 無料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 2.5%〜 | 1.98%〜 | 2.48% |
決済イメージ | ![]() | ||
対応端末 | iPhone、Android | iPhone | |
対応ブランド | ![]() タッチ決済のみ対応 ![]() | ![]() タッチ決済のみ対応 | ![]() タッチ決済のみ対応 |
導入まで | 最短15分 | ||
公式サイト | Square公式サイト
![]() | stera tap公式サイト
![]() | AirPAY公式サイト
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これら3社はいずれも、お手持ちのスマートフォンを決済端末として活用できるサービスを提供しています。
嬉しいことに、すべて初期費用・月額費用0円で始められます。
ただし、対応カードブランド・決済手数料・使用可能端末は各社で異なります。
店舗ニーズに最適なサービスを選ぶポイントを申込方法も含めておすすめ順に細かく解説していきます!
1:Square(スクエア)

出典:Square公式サイト
おすすめ度 :
スマホ決済端末のおすすめ決済端末1つ目は『スクエア
』です。
最大の特徴は、クレジットカードのタッチ決済とQRコード決済に対応することができるという点です。
2025年4月からQRコード決済が対応しており、実用性が格段に上がっています。
現在、PayPayの需要はかなり高くQRコード決済に対応している点はお客さまのニーズをより捉えることができるでしょう。
資金繰り面での安心感も魅力の一つです。
売り上げが翌営業日に口座に入金されるためキャッシュフローの問題を解消することができます。
さらに、オンライン請求書決済機能も標準搭載しています。
店舗での対面決済だけでなく、遠隔地にいる顧客からの支払いやサブスクリプション型のビジネスモデルにも柔軟に対応できる拡張性を備えています。
スクエアのスマホ決済の申込方法
- STEP1Square公式サイト
から無料でアカウントを作成
- STEP2スマホから下のアプリをインストールし、ログイン
- STEP3タッチ決済の有効化を行い、完了
Squareの口コミ評価
出典:公式サイト
- 小売店
- 飲食店
- 美容室
40代 男性
場所も取りたくなく、「iPhoneタッチ決済」を導入してみました。
審査はその日に終わり、アプリを入れるだけですぐに使えるようになりました。
マルシェの販売も月に1度行なっているのでその際に重宝しています。
決済手段は少ないけれど実際タッチ決済できるカードがほとんどなので特に困ったことはないですね。
40代 男性
たとえブランドづくりをするうえで相性のいい決済端末が見つけられたとしても、導入コストが高かかったり、端末が使いにくかったりすれば、継続して使うのは難しいだろう。
この点でSquareなら導入コストもあまり負担に感じず、トレーニングの時間も短く済んでいます。
30代 女性
毎月の定期請求ができるサービスで探したところ、3社ほど候補に残りました。
カードブランドや決済手数料も判断基準になると思いますが、導入の決め手になったのは資本金の額です。Squareは資本金額が多く、安心して取引ができそうだと思いました。
2:stera tap

おすすめ度 :
キャンペーン :小規模事業者様向け手数料1.98%プラン
おすすめスマホ決済端末2つ目は『stera tap
』。
三井住友カードが提供している決済端末サービスです。
『stera pack
』というヘビーユーザー向けのサービスも提供しており、初めての導入や固定費を掛けたくない方は
当プランがおすすめです。
stera tapのおすすめのポイントは決済手数料が業界最安値の1.98%で導入することができます。
負担を最小限に抑えながらお客さまの需要に応えることができます。
またAndroid端末にも対応している点も強みです。
Androidをメインに使用している方や決済用に安価なAndroidを使用していきたい方にはこちらの方がおすすめです。
ある店舗ではstera tapに申込をしたところAndroid端末が無償提供された例がありました。
今は無償提供サービスは終了しているかもしれませんが、お問い合わせの際に聞いてみるのも良いと思います。
stera tapの申込方法
- STEP1stera tap公式サイト
から「iPhoneタッチ決済」「Android」のどちらかを選択
- STEP2stera tapを押下しアカウント登録に進む
- STEP3スマホからアプリをダウンロード、完了
stera tapの口コミ評価
出典:公式サイト
- パーソナルトレーニング
- 飲食店
- 鍼灸院
30代 男性
個人事業者の自分としては、導入コストがかからないことも大きかったですね。
以前の端末は、購入する必要があった上、バージョンアップした際は再度、新しい端末を購入しなくてはならず、「頻繁に追加費用がかかるのでは?」という懸念がありました。
しかし、stera tapはスマートフォンにアプリをダウンロードする形式なので、そもそも専用の端末を購入する必要がなく、バージョンアップしても端末を買い替える必要がありません。
40代 男性
stera tapには「スマートフォン1台で完結できる」という魅力もあります。
当店はカウンター席とテーブル席があるので、レジまで来ていただく必要がなく、お客さまのお席で決済できる点もすごく助かりますね。手軽に持ち運べるのは、やっぱり便利です。
30代 女性
決済までの手順がシンプルで、「カードで決済したい」と言われたら、すぐにスマートフォンを取り出し、金額の入力・表示をして患者様に見せ、タッチしていただくだけ。
もともと使っていた端末と比べるとトータル1分くらいは短縮できていると感じます。すごく早くて楽だなと思いますし、心にも余裕が生まれました。
3:AirPAY(エアペイ)

出典:AirPAY公式サイト
おすすめ度 :
キャンペーン :新規申込限定でiPad贈呈
スマホで決済端末3つ目は『AirPAY
』。
スマホが決済端末においては上2社の条件より劣る部分がありますが、エアペイが提供しているカードリーダー型の決済端末も初期費用・月額費用ともに0円で導入することができます。
スマホで決済したいという事業者には上の2社をおすすめしますが、本格的に決済端末を導入したい方はAirPAY
のカードリーダー型をおすすめします。
エアペイは現在、国内最多の加盟店数を誇る決済端末です。
その圧倒的な人気の理由は初期費用・月額費用・解約費用が無料な上にiPadも無償提供してもらえる好条件な部分にあります。
さらに各種クレジットカードだけでなく、主要なQRコード決済にも対応しているため、多様な支払い方法を求めるお客様のニーズに応えたい経営者に最適です。
さらに『Airレジ』との連動が可能でレジでキャッシュレス決済を選択すると自動的に決済端末にデータが飛び決済を完了することができます。
金額の打ち間違いを未然に防ぐことができます。
費用面でも、決済手数料のみという明快な料金体系で、その手数料率も業界内で比較的低水準を維持しています。
唯一の難点は、サポートセンターへの問い合わせ時に待ち時間が発生しやすい点です。
加盟店数の急増に対してサポート体制の拡充が追いついていないようですが、この点を除けばほぼ完璧なサービスと言えるでしょう。
AirPAYの口コミ評価
出典:公式サイト
- 飲食店
- 美容室
- 理容室
40代 男性
「Airレジ」を導入して、レジが劇的にコンパクトに、日々の業務もラクに変わりました。
レジ締めも集計もカンタンだし、何より端末が小さいので場所を取らない。
ためらっていたカード決済についても、「Airペイ」だったらコンパクトに実現できるし、「Airレジ」とデータ連携できることにもメリットを感じ、導入を決意しました。決済手数料が低いところもよかったですね。
カード決済ができるようになってお客様がとても喜んでくれています。
30代 女性
「Airペイ」は無線なのでカードリーダーを持ち運べるのが気に入っています。
以前にいたお店では、会計のための専用スペースがあったのですが、当店はマンツーマンで施術をしているため、お客様に動いてもらうのではなく、こちらからお客様まで足を運んで会計をしたいと思いました。
60代 男性
無料で導入できる点はとても満足しています。
お店の規模も大きくないし、キャッシュレス決済をされる方は全体の3割程度なので、
十分な機能が揃っていると思います。
ただサポートセンターに全然繋がらない、そこだけ改善すれば100点
まとめ
専用機器不要でスマホ1台から始められるキャッシュレス決済サービスは、小規模店舗やこれから開業を考えている方にとって、大きな助けとなるでしょう。
初期投資を抑えながらも、お客様に多様な決済手段を提供できることは、現代の店舗経営において大きな強みとなります。
提供会社を選ぶ上で重要なのは、自店のビジネススタイルや顧客層、将来の成長計画を考慮した上で選ぶことです。
この記事が皆様のキャッシュレス導入の一助となり、ビジネスの発展につながれば幸いです。
スマホ1台から始めるキャッシュレス対応で、お客様の利便性を高め、売上アップにつなげていきましょう。