決済端末は最近頻繁に見かけるけど、どうやって導入するの?
導入のメリット・デメリットも教えて!
分かりました!現場目線で詳しく説明していきますね!
ぜひ導入の参考にしてみてください!
✅記事の信頼性
決済端末とは?
決済端末とは、店舗や事業者がキャッシュレス決済を受け付けるために使用する機器を指し、
クレジットカードや電子マネー(交通系IC・WAON・nanaco・ID・QUICpay)、QRコード決済など、さまざまな支払い方法に対応します。
決済端末には、カードを読み取るリーダーや、QRコードをスキャンするカメラ機能などが搭載されています。
一つの端末にカードリーダーとスキャンのカメラ機能付きの全ての支払い方法に対応しているハイブリッドな決済端末も流行しています。
お客様の支払いをスムーズに処理するだけでなく、売上データの管理や分析、レジとの連動といった業務効率化も可能です。
キャッシュレス化が進む中、決済端末は店舗運営の重要なツールとなっています。
導入方法について
導入方法は以下の手順で行うとスムーズにできます!
1.導入目的を整理する
どの決済方法(クレジットカード、電子マネー、QRコードなど)に対応するかを検討します。
飲食店経営者
うちは基本単価が高いから2万円以上が決済できない電子マネーは必要ないからクレジットカードとQRコード決済にだけ対応していればOK!
カフェ経営者
私のお店は駅が近く交通系ICを使いたいお客さんもいそうだから、交通系ICは必須だね!
単価は低いからクレジットカード決済は別に必要ないかな♪
QRコード決済は直接申し込んだPOPがあるから特に必要ないね!
2.提供会社を選定する
決済端末を提供している会社を比較し、料金体系やサポート内容を確認して選びます。
営業目線でお客さんの声も聞いてきた中でおすすめの端末をこちらで紹介↓
準備中
3.申し込みと審査
選んだ会社に申し込み、必要な書類(事業許可証や身分証明書など)を提出。審査に通過すると契約が成立します。
審査は90%通過しますが、審査落ちしてしまう理由や業種などはこちらで紹介↓
4.端末の設置と設定
端末が届いたら、マニュアルに沿って設置。必要に応じてサポートを依頼して設定を完了させます。
操作に関して、難しいことは特にありません。年配の方でも使いこなせているので安心して導入できます。
使用方法に不安がある方はサポート体制が万全な会社を選ぶとより安心して利用できます!
決済端末を導入するメリット
集客効果が見込まれる
一つ目のメリットは、新規顧客の獲得やリピート率の向上が期待できる点です。
店頭やホームページで「クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応」と告知することで、ポイント利用を重視する顧客や現金を持ち歩かない顧客層のニーズに応えられます。これにより、従来取り込めなかった顧客層を新たに獲得できるでしょう。
さらに、キャッシュレス対応は店舗に現代的でスマートな印象を与え、競争力を高める効果もあります。顧客にとっての利便性が向上すれば満足度が上がり、結果としてリピート率の向上にもつながります。
単価UPで売上の拡大が期待される
キャッシュレス決済は「財布の紐が緩む」と言われることがありますが、実際のデータでもそれが裏付けられています。2021年の経済産業省の調査によると、約80%の利用者が現金と比較して「つい買いすぎてしまう」と回答しています。
現金の場合、目の前で物理的にお金が減る感覚があるため、購入をためらうこともありますが、キャッシュレス決済では支払いが視覚的にわかりづらく、気軽に買い物をしてしまうことが多いようです。
(これを読んで「確かに…」と思った方も多いのではないでしょうか?)
会計業務の効率化
決済端末の導入により、現金のやり取りや釣銭のミスが減少します。釣り銭を用意しなくても済むことや両替の手数料のコスト削減も挙げられます。
また、売上データを自動的に記録できるため、レジ締め作業が効率化されます。
さらに、現金決済では金額が合わない場合に原因の特定に時間がかかることがありますが、キャッシュレス決済ではデータを確認するだけで迅速に原因を把握できます。
加えて、従業員による現金の不正持ち出しを防ぐ効果も期待でき、店舗のセキュリティ向上にもつながります。
決済端末を導入するデメリット
手数料や運用コストが掛かる
導入をためらう事業者の多くが、この点を理由に挙げています。
決済手数料は一般的に売上の2〜3%がかかり、仕入れコストに加えて店舗の負担を増加させます。一昔前は、クレジットカード利用者に対しサービス料を上乗せする店舗も見られましたが、現在はカード会社の加盟店規約でこれが禁止されています。
さらに、端末を運用するには通信費やレシートロール紙の費用がかかる場合があり、会社によっては月額利用料が発生することもあります。
端末を使いこなす必要がある
従業員がいる店舗や年配の方にとっては、この点が不安材料になる場合があります。慣れればスムーズに決済を行えますが、初めのうちは操作に戸惑いお客様を待たせてしまうことがあるかもしれません。
また、端末は電波を利用して決済を行うため、通信障害が発生すると使用できなくなるリスクがあります。さらに、機械である以上、不具合が発生する可能性もゼロではありません。このようなリスクを考慮し、対応策を準備しておくことが重要です。
入金に時間が掛かってしまう
現金とは異なり、決済金額が手元に入金されるまで時間がかかる点がデメリットです。
以前は月2回の入金サイクルが一般的でしたが、最近では翌日入金や月6回の入金に対応している端末会社も増えています。
入金サイクルが短い端末会社を選ぶことで、このデメリットを軽減することが可能です。
当ブログでは、入金回数が多い端末会社もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
まとめ:顧客の要望があれば導入するべき
決済端末の導入にはメリットとデメリットがあるものの、一つの判断基準として「お客様から要望があればまず導入してみる」ことをおすすめします。
理由は、お客様の要望に応えることで満足度が向上する点です。そのうえで、導入前後の売上や運用の手間を比較し、継続利用の是非を判断すればよいでしょう。
多くの端末会社では解約金が発生しないため、一度試してみることに大きなリスクはありません。また、一定期間端末を使わずに保管しておき、必要なタイミングで再開する方法も選択肢の一つです。
一部の会社では、3か月以上利用がない場合に確認の電話が入ることがありますが、「今は使用していないが、今後使う予定がある」と伝えれば問題なく利用を継続できます。
まずは導入してみることで、デメリットが大きければ解約、メリットが大きければ使い続けるといった柔軟な対応が可能です。