
「キャッシュレス決済を導入したいけれど、売上金の入金が遅いと資金繰りが心配」
飲食店や小売店など、日々の仕入れが必要な店舗では、決済手数料だけでなく売上金がいつ銀行口座に入るのかも重要です。
この記事では、入金スピードを重視する経営者向けに、Square・stera pack・USEN PAYの3社を比較します。
- 入金が早い決済サービス3社の違い
- 翌営業日入金や翌日入金を利用できる条件
- 銀行口座による入金回数・振込手数料の違い
- 店舗の資金繰りに合った決済端末の選び方
【結論】入金スピードで選ぶ決済端末おすすめ3選
今回比較した3社のなかで、幅広い業種の店舗が最短翌営業日入金を利用しやすいのはSquareです。
一方、stera packは月6回の入金サイクルを選べるほか、既存契約など一定の条件で毎日締めにも対応しています。USEN PAYは、対象業種と指定口座の条件を満たす場合に翌日入金サービスを利用できます。
| 比較項目 | Square | stera pack | USEN PAY |
|---|---|---|---|
| 入金スピード | 最短翌営業日 | 月6回など 原則2営業日後払いの選択肢あり |
対象者は翌日入金 |
| 通常の入金回数 | 対象2行:銀行営業日ごと その他:週1回 |
月6回・月2回など | カード:月2回 電子マネー・コード:月1回 |
| 主な適用条件 | 翌営業日入金は 三井住友銀行・みずほ銀行 |
毎日締めは 新規申込時に選択不可 |
翌日入金は 対象業種・指定口座に限定 |
| 通常振込手数料 | 無料 | 三井住友銀行:無料 その他:220円(税込) |
みずほ銀行・指定銀行:無料 その他:180円(税別) |
| 月額費用 | 無料プランあり | プラン・適用条件による | 無料※条件あり |
| おすすめ店舗 | できるだけ早く 現金化したい店舗 |
月数回の入金で 計画的に管理したい店舗 |
翌日入金の対象条件を 満たす店舗 |
※入金タイミングは決済方法、契約プラン、金融機関、営業日などで変動します。
※USEN PAYの翌日入金サービスには通常サービスと異なる条件が適用されます。
※stera packの毎日締めは新規申し込み時に選択できません。
なぜ入金サイクルが店舗経営に重要なのか?
キャッシュレス決済では、お客様が支払った金額が、その場ですぐに店舗の銀行口座へ入るとは限りません。
例えば、キャッシュレス売上が1日5万円ある店舗なら、7日間で35万円の売上が発生します。
入金が週1回の場合、売上金が銀行口座に入るまでの間に、仕入れ代金や家賃などの支払いが必要になることがあります。
一方、翌営業日入金なら、売上金を比較的早く仕入れや運転資金に回せるため、手元資金の管理がしやすくなります。
入金回数だけで比較するのは危険
決済端末を選ぶ際は、入金回数だけでなく以下も確認しましょう。
- 売上から何日後に入金されるか
- どの銀行口座でも同じサイクルか
- 振込1回ごとに手数料がかかるか
- カード以外の電子マネー・QR決済も対象か
- 早期入金に追加料金や特別な申込条件があるか
第1位 Square|三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日入金
三井住友銀行・みずほ銀行:翌営業日
その他の金融機関:毎週金曜日
Squareは、三井住友銀行またはみずほ銀行の口座を登録すると、原則として決済日の翌営業日に売上金が振り込まれます。
そのほかの金融機関でも毎週金曜日に入金され、通常の振込手数料は無料です。
Squareのメリット
最大のメリットは、入金が早いことと通常振込手数料が無料であることです。
また、カード決済だけでなく、Squareで受け付けた電子マネーやQRコード決済などの売上も、原則として同じ入金スケジュールで管理できます。
Squareの注意点
地方銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行などを登録した場合、通常入金は週1回です。土日祝日も通常の翌営業日振込は行われません。
Squareには、通常の入金スケジュールより早く売上金を受け取れる「即時入金サービス」もあります。ただし、こちらは通常入金と異なり、入金額の1.5%の手数料が必要です。
Squareが向いている店舗: 毎日の仕入れが必要な飲食店、開業直後の店舗、売上金をできるだけ早く手元に確保したい個人事業主。
公式情報: Squareの振込スケジュール
第2位 stera pack|月6回入金で資金繰りを管理しやすい
・月6回締め/2営業日後払い
・月2回締め/2営業日後払い
・月2回締め/15日後払い
・毎日締め/2営業日後払い(新規申込時は選択不可)
stera packは、店舗の資金繰りに合わせて複数の入金サイクルが用意されている決済サービスです。
特に月6回の入金サイクルは、売上金を月2回よりもこまめに回収できるため、仕入れなどの支出が定期的に発生する店舗と相性がよいでしょう。
stera packのメリット
stera packはキャッシュレス決済を1台にまとめられることに加え、入金サイクルの選択肢がある点も特徴です。
毎日入金される必要はないものの、月2回では間隔が長いと感じる経営者には、月6回という選択肢があります。
stera packの注意点
公式サイトには毎日締め・2営業日後払いの案内がありますが、新規申し込み時は選択不可と明記されています。申し込み前に利用可能な入金サイクルを確認しましょう。
また、通常の振込手数料は三井住友銀行口座なら無料、その他の金融機関では220円(税込)です。
stera packが向いている店舗: 入金タイミングを一定にして資金計画を立てたい店舗、決済端末の機能性と入金回数のバランスを重視する店舗。
公式情報: stera packの料金・入金サイクル
第3位 USEN PAY|対象条件を満たせば翌日入金に対応
通常のカード決済:月2回
電子マネー・コード決済:原則月1回
対象店舗のカード決済・交通系電子マネー:翌日入金サービスあり
USEN PAYは、通常のカード決済売上について月2回の入金サイクルを設定しています。
さらに、条件を満たす加盟店向けに翌日入金サービスを提供しています。
USEN PAYのメリット
翌日入金サービスを利用できる店舗であれば、カード決済や交通系電子マネーの売上を早く受け取れる点が魅力です。
通常入金の場合でも、みずほ銀行や指定銀行の口座であれば、振込手数料が無料になります。
USEN PAYの注意点
・対象業種は飲食業(一部除外)・不動産業
・振込先は指定されたUSEN支店の銀行口座
・対象はカード決済と交通系電子マネー決済
・申し込みが必要
・決済手数料率への加算など、通常契約と異なる条件あり
また、USEN PAYの公式FAQには、2026年11月1日から翌日入金サービスの利用料を決済手数料率に加算する案内が掲載されています。
そのため、翌日入金を希望する場合は、適用できる業種かどうかだけでなく、通常契約との差額も確認してください。
USEN PAYが向いている店舗: 翌日入金の適用条件を満たす飲食店など、指定口座の利用に問題がなく、入金スピードを重視する店舗。
公式情報: USEN PAYのよくある質問
あなたの店舗に合う決済端末はどれ?
売上金をできるだけ早く入金してほしいならSquare
三井住友銀行かみずほ銀行の口座を利用できるなら、Squareは有力な選択肢です。原則翌営業日に売上金が入金され、通常振込手数料もかかりません。
月6回程度の入金で十分ならstera pack
毎日入金される必要がない場合、stera packの月6回入金は検討する価値があります。決済端末の機能性や月額費用とあわせて比較しましょう。
飲食店で翌日入金の条件を満たすならUSEN PAY
USEN PAYの翌日入金は対象条件が限定されていますが、条件に合致する店舗では選択肢になります。特別料率などの費用を確認して判断することが大切です。
入金サイクルで失敗しないための3つのポイント
① 口座を変更する必要があるか確認する
早い入金を利用するために、指定銀行の口座が必要なサービスがあります。現在のメインバンクをそのまま使えるか確認しましょう。
② 入金回数だけでなく手数料も比較する
仮に振込手数料220円が月6回発生すれば、月1,320円、年間15,840円の負担になります。
入金回数を増やすことで資金繰りが改善しても、費用が増える場合があります。決済手数料・月額費用・振込手数料を合算して比較することが重要です。
③ 決済方法ごとの入金タイミングを確認する
クレジットカードと電子マネー、QRコード決済では、入金サイクルが異なるサービスがあります。
「カード決済は早いが、QR決済は翌月」というケースもあるため、店舗で利用される決済方法を踏まえて選びましょう。
よくある質問(FAQ)
まとめ|入金回数と資金繰りのバランスで選ぼう
キャッシュレス決済の導入では、決済手数料ばかりに注目しがちですが、売上金の入金タイミングも経営を左右する重要な要素です。
入金の早さと通常振込手数料の安さを重視するならSquare。 月6回の入金を希望するならstera pack。条件を満たす店舗で翌日入金を検討するならUSEN PAYが候補になります。
自分の店舗の売上規模、仕入れの頻度、銀行口座、月額費用を確認して、無理なく資金繰りを管理できる決済サービスを選びましょう。
※本記事は2026年10月時点で確認した公式案内に基づいています。サービス条件は変更される場合があります。契約前に最新の公式情報をご確認ください。





